ブリトニー対スピアーズ:後見人裁判の行方【netflix映画】あらすじ感想評価ネタバレなしキャスト。
『ブリトニー対スピアーズ:後見人裁判の行方』見どころ!
音楽的に大成功を収めた半面、何かとお騒がせなブリトニーの裁判の映画のようです。
『ブリトニー対スピアーズ:後見人裁判の行方』あらすじ
エリン・リー・カー監督とジェニー・エリスキュー記者が、独占インタビューや極秘情報をもとに、ブリトニー・スピアーズの自由を求める闘いの軌跡を追う。・・・公式より
『ブリトニー対スピアーズ:後見人裁判の行方』感想
【あらすじ】
2008年に精神が不安定だと後見人制度を利用してきたブリトニー・スピアーズ。後見人となったのは父ジェイミーで、ブリトニーはこのジェイミーを後見人から外すために裁判を行います。『映画ブリトニー対スピアーズ後見人裁判の行方』は、後見人をめぐるこの騒動に迫るドキュメンタリー映画。2021年6月にブリトニーが自ら自分が置かれた状況を告白した肉声と共に描かれた壮絶な環境に注目です。
【感想】
日本でも「ブリちゃん」の愛称で親しまれるブリトニー・スピアーズは、アメリカを代表するポップシンガー。カリスマ的な人気もさることながら、世界的にもお騒がせ騒動で有名になったことは記憶に新しいのではないでしょうか?今回配信がスタートした『映画ブリトニー対スピアーズ後見人裁判の行方』は、最近話題になっているブリトニーの後見人裁判に迫ったドキュメンタリー映画。
※後見人とは、認知症や精神障害などで「判断の能力が不十分」と判断された人に対して、保護や支援をすることを目的とした制度です。
ブリトニーがこの制度を利用し始めたのは2008年からで、これによりブリトニーの仕事や金銭の管理は後見人である父ジェイミーが担うことになります。ジェイミーがブリトニーを守るために仕事やお金を管理せざるを得なかったと話す反面、後見人制度の中での生活はブリトニーにとってトラウマであり精神的に落ちこむほどのものだったと言います。13年もの間ブリトニーを苦しめ続けた生活とは果たしてどんなものだったのでしょうか?
先ず私が注目したのは、ブリトニーが精神的に不安定だと言われはじめる少し前。ブリトニーと親しかったパパラッチのアドナン・ガリブの証言でした。アドナンはパパラッチの最中に、給油作業に戸惑うブリトニーに手を差し伸べた男性。それがブリトニーの気を惹いたのか、二人は急速に距離を縮めていきます。
しかし、そんな生活の中でもブリトニーは常に…毎日のようにパパラッチに追われていたと話すアドナン。そんなパパラッチから逃れるために信号無視や暴走運転をしていたブリトニーは「イカれてる」と思われ次第に精神的に不安定だと言われ始めますが、アドナンはこれに対して納得はしていません。精神的にも追いつめられてそのような行動しかとることができなかったのでしょうか?一般人の私にブリトニーの気持ちを知る術はありませんが、海外のパパラッチに追われる生活は私たちが考える以上にストレスや苦痛が伴ったものだったと思います。
『映画ブリトニー対スピアーズ後見人裁判の行方』の後半には、ブリトニーの肉声が公開されています。「言いたい事は山ほどあります」というインパクトあるこの一言から始まったブリトニーの訴えは、聞いていて心が苦しくなるもので…特に「子供を持ち家族を作ったり皆と同じ生活をする権利が欲しい。それだけです。」という一言は衝撃でした。数々のヒットを連発して、私たちが一生かかってでも目にすることすらできない巨万の富を築いたブリトニー・スピアーズ。そんなカリスマが望むことが「皆と同じ生活をする権利」だなんて…
2021年6月に行われた裁判と、それまでの経緯を関係者の証言と共にドキュメンタリー映画として制作した『映画ブリトニー対スピアーズ後見人裁判の行方』。最後にはエンドロールとして裁判後の証言やこれまでの流れも紹介されています。自由を求めるブリトニーの闘いと、世界的にも注目を集めた裁判の行方をご覧ください。
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