the HAND of GOD【netflix映画】あらすじ・キャスト・感想・評価・ネタバレなし
『the HAND of GOD』キャスト!
フィリッポ・スコッテイ

トニ・セルヴィッロ

テレーザ・サポナンジェロ

- マーロン・ジュベール
- ルイーザ・ラニエリ
- レナート・カルペンティエリ
- マッシミリアーノ・ガッロ
- ベッティ・ペドラッツィ
- エンツォ・デカーロ
- ソフィア・ゲルシェヴィチ
- リノ・ムゼーラ
- ビアージョ・マンナ
『the HAND of GOD』あらすじ
1980年代のナポリ。サッカーを愛する少年ファビエットが、家族を襲った突然の悲劇を経て、映画監督として生きる不確かだが希望に満ちた未来に向かって歩み出す。・・・公式より
1980年代のイタリア・ナポリを舞台に、自分の居場所を見つけられずにいる不器用なイタリア人青年が、サッカー界の伝説的存在であるディエゴ・マラドーナに偶然助けられたことで、心の傷と解放感を味わう。
『the HAND of GOD』予告動画
『the HAND of GOD』感想
パオロ・ソレンティーノ監督の幼い頃を映画化した『the HAND of GOD』。
淡々と描かれた幼少期の生活でありながら、2時間以上全く観客を飽きさせないストーリー展開。美しいナポリの情景と、マラドーナに憧れる青年の成長に注目の作品です。
『the HAND of GOD』を見た直後の感想は、正直「よくわからない」と言った印象でした。乳首が強調された女性パトリツィアが守護聖人に言われるがままに教会のような場所に行き、そこで小さな修道僧から現金を受け取る…
しかし、帰宅した途端パトリツィアは夫から“売女”と罵られながら暴力を受け、そこに原付バイクに三人乗りした主人公一家が現れる。パトリツィアは子供が授からないことから気を病んでしまいうつ病になってしまっていた。
ここからもしばらくはファビエットの親族が巻き起こす日常が描かれていて、その数と関係性を理解できないまま何となく見進めた印象です。
しかし、ある時を過ぎたあたりからこの作品の不思議な魅力に惹きつけられている自分がいることに気が付きます。
ナポリの美しい景色や街並みと陽気な家族たち、そしてマラドーナがナポリにやって来るかもしれないという町中が盛り上がる一体感に、なんだか自分もその中の1人になっているような感覚に陥ってしまいます。
退屈に感じる日常のシーンも、随所に描かれるナポリのゆったりとした街並みの中に溶け込み不思議とリラックスできる『the HAND of GOD』はまさに芸術といっていいでしょう。
作品に転機が起こるのはファビエットの両親が不慮の事故で亡くなるあたりからでしょうか?
ここから作風は少し変化し、ファビエットの成長が感じられてきます。悲しい出来事をきっかけに夢を追いかけ始めるファビエット。
後半にかけて、これまでの歩んできた辛くもあり楽しくもあった人生に意味があったのだと思わせてくれる演出には感動しました。
最終的に『the HAND of GOD』最大の見どころはやはり“美しい景色”という点にたどり着いてしまう自分の語彙力の無さが恨めしいですが…
本当に全てが“美しい”と感じ、途中に組み込まれるコメディ感や悲壮感がいい意味で時代を感じさせてくれる。そんな素晴らしい作品でした。
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