タイトル | 私を殺さないで |
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英語名 | Don’t Kill Me |
監督 | アンドレア・デ・シーカ |
脚本 | ジャンニ・ロモーリ グラムス アンドレア・デ・シーカ |
ジャンル | イタリア ティーン向け映画 本が原作の映画 ラブロマンス ホラー |
キャスト | アリーチェ・パガーニ ロッコ・ファサーノ シルヴィア・カルデローニ ファブリツィオ・フェラカーネ セルジョ・アルベッリ ジャコモ・フェラーラ アニタ・カプリオーリ |
『私を殺さないで』キャスト!
アリーチェ・パガーニ
ロッコ・ファサーノ
シルヴィア・カルデローニ
ファブリツィオ・フェラカーネ
セルジョ・アルベッリ
ジャコモ・フェラーラ
アニタ・カプリオーリ
『私を殺さないで』あらすじ
薬物の過剰摂取によって恋人と共に命を落としたミルタ。だが、なぜか自分だけ生き返り、それまで存在することすら知らなかった恐ろしい世界の一員となっていく。・・・公式より
『私を殺さないで』感想
薬物の過剰摂取により愛するロビンと共に命を落としてしまった主人公ミルタ。共同墓地でロビンと隣同士、安らかに眠るはずだったミルタは何故か1人だけ墓地内で生き返ってしまいます。
一度は自宅に帰るものの、母アマリアから「冷たい…」と言われたことで自分が死んでいることを再確認したミルタ。そこからミルタは謎の組織“ベナンダンティ”から既に失った命を狙われることに。
『私を殺さないで』は死んだはずのミルタが“復活者”として蘇るゾンビ系ホラー映画です。Netflixにはティーン向け映画とありますが内容は終始不気味な雰囲気で、ミルタが人間を喰い殺すシーンはそれなりに出血・グロテスクな描写を含みますので苦手な方はご注意ください。
私を殺さないでは序盤からかなり“謎めいた”描写が多く、中々ストーリーにのめり込むことが難しい作品。ジャンキー風の交際相手ロビンの異常な言動も理解し難く、また死因となる“薬物の過剰摂取”のシーンで使用された薬は真っ黒な目薬。
この時既に“蘇る”という表現があった事から、何らかの宗教や組織が濃厚に絡んでくることが安易に予想できたことが少し残念なポイントです。
しかし、ここから私を殺さないでのストーリーは雰囲気が一変します。ゾンビ系のホラーといえば派手な銃撃戦やゾンビによる惨殺、またはゾンビの増殖が見どころになるパターンが定番。
それがこの作品では一切描かれていないことに、まずは驚きます。また、私を殺さないででは終始静かにジワジワと心理的な恐怖を感じさせる演出が多く、これもまた斬新で面白いポイントです。
ラストに向けてはティーン向けらしく“謎の組織”や“組織と戦う者”、そして“ロビンとの再会”などのシーンが登場。ゾンビホラーとラブロマンスがどう融合するのかが初めは想像できませんでしたが、この後タイトルの意味も含め過去や恋愛模様など様々な点が全て繋がります。
ハードはホラー作品が好きな私としては少し物足りない印象ではありましたが、ドキッとする演出や過剰なホラーが苦手な方にはおすすめな作品です。
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