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137発の弾丸【netflix映画】あらすじ感想評価ネタバレなし。

『137発の弾丸』 日本公開年月日:2021年

12/15配信

『137発の弾丸』キャスト

監督:マイケル・ミラノ監督

『137発の弾丸』あらすじ

警官が黒人を死に至らしめるという事件が複数発生したクリーブランド。全米で正義を求める声が高まる中、渦中の警察に対して厳しい調査が行われる。・・・公式より

『137発の弾丸』感想

警察官が黒人を死に至らしめる事件…これを聞くと、私たち日本人はアメリカ・ミネソタ州で起こった警察官が拘束した黒人を地面に抑え込んで死亡させた事件を思い出す方が多いのではないでしょうか?

毎日流れる日本のニュースでは滅多に取り上げられる事はない、アメリカの黒人差別問題。しかし、このような差別に関する悲しい事件は、私たちの知らない所で確実に起こってしまっています。

今回ドキュメンタリー映画として作成された『137発の弾丸』も、警察官が黒人を死に至らしめた事件の一つです。殺害されたのはティム・ラッセルとマリッサ・ウィリアムズという黒人の男女二人。当時丸腰だった二人に対し、13人の警官は一斉に137発もの弾丸を浴びせ殺害しました。なぜこのような事態になってしまったのか…日本で暮らす私には全く見当もつかない、信じがたいこの事件。

『137発の弾丸』では、渦中の警察に対して厳しい調査が行われたその一部始終を見ることができます。ドキュメンタリー映画ということもあり、実際の現場の映像や悲痛の声が多く収録されていますので小さなお子さんやこのような事件に関して抵抗がある方の視聴はお気を付けください。

「なぜ、今なお黒人は差別の対象として見られてしまうのか?」私はこのような作品を見る度にそう感じます。皆さん、幼い頃に両親や家族など“大人”から教わったことを今でも覚えていますか?

例えば朝起きたら「おはよう」とあいさつをしましょう、誰かに親切にされた「ありがとう」と言いましょう。おそらくこのような“当たり前”を私たちは教育されて育ったと思います。しかし、差別で悩み苦しむ黒人家庭では私たちが想像もしない教育がなされているそうです。

“手をポケットに入れてはいけない”
“パーカーのフードを被ってはいけない”
“買わないものを触ってはいけない”

このように、普段から疑われるような行動をしないよう心掛けて生活しなければいけないという異常な状態に、心が苦しくなってしまいます。同じ人間なのに…

こんな状態の中で起こってしまう、警察官による悲しい事件の数々。そして現在アメリカが抱える黒人差別に対する問題と、それを解決しようとする姿勢。周囲のデモや実際の取り調べや裁判など。『137発の弾丸』では、私たちの知らないリアルを見ることができます。私たちにできる事はないのか?そう感じると共に、私たちが学ばなければいけないことはまだたくさん残っている。そう感じる作品でもありました。

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