レインコートキラー:ソウル20人連続殺人事件【netflixドラマ】あらすじ感想評価ネタバレなし。
- 2021/5/30
- 韓国ドラマ
- シンガポール, ダーク, ドキュメンタリードラマ, 実際に起きた犯罪事件
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レインコートキラーの由来は知らないのですが、1年の間に20人以上を殺した猟奇的殺人犯ユ・ヨンチョルの事件を当時の映像や、多数の証言者によって紐解いていく番組になっているようです。狙われたのは裕福な人や、離婚された元風俗嬢の妻への当てつけで風俗嬢が多く狙われたとのことですが、いずれにしても興味深い作品です。
『レインコートキラー:ソウル20人連続殺人事件』あらすじ
- 1新種の殺人鬼
ソウル市内のあちこちで、主に富裕層を狙った凄惨な殺人事件が発生。いくつかの現場で採取された足跡が一致したことから、同一犯の可能性が浮上する。- 2キリング・グラウンド
風俗嬢が姿を消したという情報提供をきっかけに、ユ・ヨンチョルが捕まった。だが取調べでの彼の自白が本当なのか、刑事たちは確信が持てずにいた。- 3審判が下る
切断され、埋められた被害者たちの遺体が見つかり、マスコミ報道も加熱。自白を裏付ける証拠を得るため、捜査チームはユ・ヨンチョルの部屋に向かう。 ・・・公式より
『レインコートキラー:ソウル20人連続殺人事件』感想
【あらすじ】
韓国を震撼させた連続殺人鬼ユ・ヨンチェルは、2003年から約1年間の間に20件の殺人を犯します。その標的はソウルに住む富裕層の人々。冷酷で残忍な殺人の手口とその動機とはいったい?当時事件に携わった関係者に聞いた膨大なインタビューをもとに製作された、注目のドキュメンタリー番組です。
【感想】
これは個人的な話になりますが、私はドキュメンタリーを楽しむ前に必ずと言っていいほど登場人物や事件を調べてから作品を視聴するようにしています。特に今回のような殺人事件の場合は、実際の事件現場の名称や概要が頭に入っていた方が作品の内容を理解し易いと感じるからです。しかし、今回ばかりはこの方法で作品を視聴するのをためらってしまいました…
というのも今回、レインコートキラーに登場する殺人鬼は、Wikipediaによるとサイコパスな殺人鬼でありながら人肉愛好家の一面も持ち合わせていたというユ・ヨンチェル。21人の殺害を認めている(内一件は不起訴)中で、11人の遺体を解体していくつの人肉を口にしたことまで認めているこの事件。『レインコートキラー』配信開始前から世界中からの注目が集まっていることも納得できます。
殺人事件が多発するソウル。当時、捜査に向かった関係者も初めは「普通の事件」と思って捜査に向かったそうです。1話序盤で紹介された殺人事件は、旧基洞(クギドン)という富裕層が住む町で起こった殺人事件でした。通報したのはその家の主人であり、実業家として成功していたコ・ジョンウォン。玄関でおばあさんが倒れていて、シンク前では妻が。そして階段では脳髄が飛び散るほど殴られ殺されていた息子の姿。
この異様な殺人現場を見て、関係者は「ゾッとした」「凶器を持った犯人がまだそこに居るような錯覚に陥った」と話しています。数々の事件を担当し修羅場を潜ってきたベテラン捜査官たちに、これほどまでの恐怖を植え付けたユ・ヨンチェルとはいったいどのような人物だったのでしょうか?
コ・ジョンウォンの家族が殺された現場から見つかった足跡や、風俗嬢が姿を消した事件からついにユ・ヨンチェルが逮捕される2話へと話が続く『レインコートキラー』。ユ・ヨンチェルの面談を担当したプロファイラーのクォン・イリョンは、初めての面談で「メディアで報道されていることを誇らしげに思っているようだった」と話していますが…
ホラー映画に負けない恐怖を感じさせる、20人連続殺人事件の全貌をご覧ください。
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