刑事グロム《Netflix》あらすじ感想レビュー!展開が二転三転するテンポの速さと、衝撃の事実が・・・

映画
『刑事グロム』 日本公開年月日:2021年7月

NETFLIXの期待作『刑事グロム』配信開始です!

『刑事グロム』キャスト

  • ティーコン・ジズネフシキー
  • ルボフ・アクショノーヴァ
  • アレクセイ・マクラコフ
  • アレクサンドル・セテイキン
  • セルゲイ・ゴロシュコ
  • ドミトリー・チェボタレフ
  • ミハイル・エフラノフ
  • オレグ・チュグノフ
  • ヴィタリ・ハイエフ
  • アントン・ボグダノフ
  • ニキータ・コログリヴィ
  • ユーリ・ナソノフ

『刑事グロム』あらすじ

腐敗や強欲、無法という疫病に侵されたサンクトペテルブルクを浄化するために現れた殺人鬼『疫病ドクター』の事件を追う型破りな刑事イーゴリ・グロム。法が通用しない大富豪の悪を次々に抹殺し、SNSにアップすることで絶大な人気を確立する疫病ドクター。

警察署内では問題児扱いされる熱血刑事グロムは、調査を外され警察署をクビになっても捜査の手を緩めることはありません。そしてついに疫病ドクター逮捕がすぐ目の前に…しかし逮捕寸前、犯人の罠にはまったグロムは、自身が疫病ドクターとして逮捕されてしまうのでした。

展開が二転三転するテンポの速さと、衝撃の事実が次々に明らかになる逮捕劇に目が離せない。そして最後の最後、エンドロール後の展開にも注目と謎が深まる作品です。

『刑事グロム』感想レビュー

ロシア西部の町サンクトペテルブルクでは、ロスグラント銀行の現金輸送車が襲われる強盗事件が発生していました。覆面を被った犯人たちは大量の現金をまき散らしながら逃走。それを追うのはサンクトペテルブルク警察署の問題児イーゴリ・グロム。その執念深い追走にジャックされた現金輸送車は、正面に停車していたバスに突っ込みます。

バスの真ん中にすっぽりとハマって身動きが取れなくなる車両。そこに追いついたグロムは犯人の乗る車に飛び乗り、荷台を開けて犯人確保!となるはずでしたが、犯人が持っていたショットガンで撃たれた殉職してしまいます。

サンクトペテルブルクで行われたグロムの追悼式には多くの関係者が参列し、グロムとの別れを悲しみます。そして静かに眠る

グロムは…
「よく考えろ」
パチッと目を見開き、そう独り言をつぶやきます。

作品が始まってすぐのこの展開に「時を戻せる能力が?」「不死身の警察官?」と一瞬惑わされましたが、これは犯人を確保する際に行うグロムの儀式のようなもので『犯人を確保するまでのシュミレーション』ですので安心して下さい。グロムは普通の人間の警察官です。

その後、グロムは無事?犯人を確保するのですが…とにかくその逮捕劇は豪快で迫力満点。平和の街をアピールする警察署長のスピーチ会場に突っ込み、銅像を壊し。引きずった車両は町中にゴミをまき散らしながら道路をえぐります。その修繕費用は1000万円にも上るそうで…これだけ見ても、グロムがいかに傍若無人で無茶な捜査をする警察官なのかがわかります。

そんなサンクトペテルブルク警察署には、新米警察官ドゥービンが配属されてやってきました。案内役の先輩警察官は「新人はすぐに辞めていく」と話し、残る警察官は『腑抜け(臆病者)』と『熱血(猟犬)』のどちらかだと説明。挨拶の前から「ドゥビーナ(役立たずの意味)」とからかわれたこの新人ドゥービンは、おそらく前者だと思われたのでしょう。

ドゥービンが所内を案内されていると、警察署長であるプロコペンコが怒り心頭で現れ「グロムを呼べ」と怒鳴ります。その光景はいつものことなのか、同僚たちは不敵な笑みをこぼします。そして始まる『いつものこと』。

警察官たちは問題児であるグロムが所長室に呼ばれる度に、グロムがクビになるかどうかで賭けをしています。今回その賭けに勝ったグロムは、年金に全てが入った財布を無くした老人にその掛け金を渡します。グロムは…わかってはいましたが『熱血』タイプですね。

見方によっては平和ともいえるサンクトペテルブルク。しかしこの日、ニュースでは二つの事件が大々的に取り上げられていました。一つは現金輸送車が襲われたロスグラント銀行のオーナー、オルガ・イサエヴァが預金者から現金を騙し取っていたというニュース。そして二つ目は、児童養護施設に預けられていた少女リーザを大富豪の息子キリル・グレチキンが轢き殺してしまった事件の最終弁論が行われるというもの。

調停で涙ながらの訴えをするのは、同じ施設で育ったリョーシャ。その日、犠牲になったリーザと共にアイスクリーム店を出た所で、「酒に酔ったグレチキンの車が突っ込んできた」とリョーシャは主張しますが、事故後の調べではグレチキンからアルコールは検出されなかったという報告が。それを受けたリョーシャは「買収されている」とさらなる訴えをしますが「静粛に」と裁判官に流され、グレチキンは無罪放免という最悪な判決が下ります。

この判決の少し前。プログラマーのセルゲイ・ラズモフスキーは、世界を驚かせるあるアプリのアップデートに成功していました。そのアプリは『ヴィメステ(一緒にの意味)』。

今回アップデートしたヴィメステは2.0は、データを暗号化し誰もそのデータにアクセスできないシステムや、国からブロックされた(裁判所など)のサイトを含めた様々なサイトに匿名、かつ無料でアクセスできるコンテンツなどが含まれています。

そんな世界が注目するシステムを開発し一見成功者にも見えるラズモフスキーはヴィメステ2.0の発表中、養護施設の少女リーザの事件の犯人グレチキンが無罪になったという速報を見て動揺。

部屋に戻ると「どんなことがあってもあいつや富裕層の前には無力だ。強盗もレイプも殺人も、何をしても罰せられない。」と、このサンクトペテルブルクで起きている事態を嘆き怒ります。(「あの少女と兄は僕たちと同じ施設育ちの子供だ」と話している事から、ラズモフスキーもこの養護施設で育ち、一緒に居る友人オレグも同じ境遇だとわかります。)

無罪判決が下った同日に所長室で警察手帳を返納したグロムは、プロコペンコ所長の自宅で食事の手伝いをしていました。ボロボロの家で彼女や妻もなく一人暮らしをするグロムを気にかける署長は、警察署で見せる厳しい姿とは違いまるで本当の父親のように接します。

その理由は、グロムの父はプロコペンコ署長が警察官時代に初めて信じた仲間だったから。人を信じることが出来なかったプロコペンコは、グロム父との出会いの後から仲間や家族の大切を知り今の過程と地位を築き上げました。

そんな家族ともいえるプロコペンコ家族との食事の最中にグロムの電話を鳴らしたのは、裁判所で出会った児童養護の職員タチアナでした。タチアナの話では、裁判所で証言をしたリョーシャが帰ってこず連絡も取れないというもの。何かを感じとったグロムは、加害者であるグレチキンの自宅に向かいます。

その頃、グレチキンは自宅で仮面をかぶった何者かに襲われていました。その犯人は逃げながら「何が望みだ?」と問うグレチキンに「正義だ」と言葉を投げかけます、そして、何かの液体を注入した腕の装置からは、火炎放射器のように炎が噴き出しグレチキンを車ごと葬ってしまったのです。

その場に居合わせたグロムはいつも「考えろ」のシュミレーションを行い、グレチキンを襲った犯人を確保しようとしますが…こっそりと気づかれないように投げつけた石は取られ、犯人を取り逃がしてしまいます。

翌日からグロムはその犯人を調査して独自のデータを収集しますが、帰り道男に襲われた女性を助けた事がきっかけで、その情報は世に知られることに。グロムが助け、部屋で手当てしたこの女性はユリア。様々な事件を独自に捜査した動画をSNSにアップすることで絶大な人気を誇っていた彼女は、後にグロムと重要な絡みがありますのでお見逃しなく!

「この町は病んでいる。腐敗や強欲、無法という疫病に侵されている。グレチキンに対して司法制度はなかった。だから私がやった。グレチキンの死は始まりに過ぎない。街にはびこる病を焼き尽くし、灰にするまで私は正義の手を緩めない。なぜなら私は『疫病ドクター』だからだ。」

突如SNSに動画をアップした疫病ドクターを名乗る人物。疫病ドクターはこれと同じくして、以前ニュースで取り上げられたロスグラント銀行のオーナーイサエヴァを銀行内で縛り、爆発と共に殺害する動画を更新します。この残酷な殺人ショーは1000万回越えの再生回数を記録し、爆発のあった現場に警察が到着するまでの数分で既に100万人以上のフォロワーが付くなど、一瞬にしてサンクトペテルブルク市民の心を虜にしました。

疫病ドクターが人気になるにつれ、焦るラズモフスキー。その理由は、疫病ドクターの正体が自身の友人オレグだったから。ラズモフスキーは疫病ドクターの活動を辞めるよう必死に止めますが、オレグは「僕がこうする事は君もわかっていたことだ」と意味深な言葉を投げつけ、「邪魔をするな。楽しみはこれからだ」と全く疫病ドクターを辞めるつもりはないようです。

この時話した意味深な言葉のほか、オレグはラズモフスキーに正体を明かした後『君は統治者だ』と語ります。この時「私は」ではなく「君は」といった真意がわからなかったのですが…この謎は後に解決します。

通常の作品であれば、クライマックスは一つ。しかし、この『刑事グロム』は、このシュミレーションの描写を加えた事で様々な方法で敵を倒すシーンが見れるので、ハッピーエンドもバットエンドも楽しめる!とても珍しいパターンで展開を楽しむことが出来ます。

また、エンドロールの後に次回に繋がる伏線が隠れている!というパターンはよくあることですが、刑事グロムには二種類のエンドロールと二種類の伏線のようなシーンが組み込まれていますので、是非最後までお見逃しなく!

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