君は私の春《Netflix》感想レビュー。恋愛ドラマかと思いきやサスペンス色が色濃くなる面白さ!!
NETFLIXの作人気作『君は私の春』です!全16話ありますが、そのうちの序盤1話と2話をレビューいたします。
『君は私の春』1話見どころ!
■卓越した観察眼を持つヨンドが他人の過去までをズバズバと言い当てるところ
■ダジョンに何を言われようとめげずに前向きなジュン、彼らの笑える会話内容
■恋愛ドラマかと思いきやサスペンス色が色濃くなる面白さ
『君は私の春』2話見どころ!
■ダジョンがだんだん心を開いていくようなシーン
■ジュンとヨンドの廃ビルでのラストシーン
『君は私の春』キャスト
- ソ・ヒョンジン
- キム・ドンウク
- ユン・バク
- ナム・ギュリ
- キム・イェウォン
- ハン・ミン
- イ・ヘヨン
- チ・スンヒョン
- キム・ソギョン
- ファン・スンオン
- オ・ヒョンギョン
- カン・フン
- パク・サンナム
- ペク・ヒョンジュ
- パク・イェニ
- ユン・ジオン
- キム・リウ
- パク・キドク
- ユン・サンジョン
- チ・ヘイン
- エムジェイ
『君は私の春』公式のあらすじ
- エピソード1
初対面のチュ・ヨンドに自分のことを正確に分析され、腹を立てるカン・ダジョン。さらに、チェ・ジュンとは付き合うべきではないと警告され…。- エピソード2
新たな患者と対面したヨンドの脳裏に、18年前に見かけたひとりの学生の記憶がよみがえる。ジュンが残したメッセージを見つけるダジョン。- エピソード3
ヨンドとともに、海辺の町にある母親の店を訪ねるダジョン。殺人事件の捜査にあたるコ・ジンボクは、自白や証拠があっけなくそろったことをいぶかしむ。- エピソード4
ジュンと同じ顔をしたアメリカ人医師を見かけ、大きく動揺するダジョン。その医師の存在を知った警察は、正体をつかむべく身辺調査に乗り出す。- エピソード5
事件現場を訪れた後、弁護士と共に警察署に足を運ぶイアン・チェイス。ラジオ番組で、ダジョンのために歌をリクエストしたことにされてしまうヨンド。- エピソード6
- 雪が降ったことを口実に、2人で”イカれたこと”をするヨンドとダジョン。何者かに刺された刑事の命を救うため、自ら執刀するチェイス医師。
- エピソード7
夢と現実を混同し、信じられない行動に出るチェイス医師。アン・ガヨンからは辛い過去の思い出を、ヨンドからは本心を打ち明けられるダジョン。- エピソード8
ヨンドとの友情についての話を、ヨンドが出演しているラジオ番組に投稿するダジョン。自分が手術チームに選ばれた本当の理由を知るチェイス医師。- エピソード9
今まで誰にも話せなかった辛い過去を吐き出すダジョンを、優しく抱きしめるヨンド。チェイス医師と食事をしたダジョンは、また会いたいと言われ…。- エピソード10
2人きりの時間を過ごすつもりが、友人たちに邪魔されてしまうヨンドとダジョン。ホテルのロビーで暴れる男に、思わぬ方法で対応するチェイス医師。- エピソード11
取調室でヨンドと対面したチェイス医師は、2人の共通の過去についてある質問をする。思わぬ知らせを受けて、複雑な心境で実家に向かうダジョン。- エピソード12
チェイス医師の自宅で撮影された事件当夜の映像があまりにも簡単に手に入り、驚く刑事たち。入院したことをダジョンに悟られないようにするヨンド。- エピソード13
別れの余韻の中で、日常を送ろうとするダジョンとヨンド。チェ・ジョンミンが死亡する直前の様子が、USBドライブに残された映像から明らかになる。- エピソード14
離れていた時間を埋めるように、できるだけ多くの時間を2人で過ごそうとするヨンドとダジョン。教会での出来事をダジョンに語り始めるチェイス医師。- エピソード15
ダジョンと一緒に泊まりにやってきたヨンドに対し、自分の発言を謝罪するムン・ミラン。すべてを終わりにするため、真相を告白するチェイス医師。- エピソード16
パトリックが兵役に行くことになり、しばらく離れ離れになるガヨンとパトリック。親友の交際相手を偶然知ってしまい、言葉を失うダジョン。・・・公式より引用
『君は私の春』1話の感想
「駆けつけた時にはあの人はいなかった」という言葉から始まるので、どういうことかといきなり惹きつけられる。しかもその直後、衝撃のシーンが待っていた!自動車の上に人が落ちて来るというショッキングな場面だ。
時は1994年12月ソウルでの話になる。とある家庭、父親は他人から見下されていると思い込み、毎日のように酒を、母親には町中の人たちが彼女の境遇を憐れんでいるようだ。この家族は貧困の中にあるようだ。
長女カン・ダジョンはパンを無料でくれると思っているところ、慈善団体から本を与えられる。その本を手に弟のところに行くのだが、彼とぶつかり本を落してしまう。そこに登場したのが同い年くらいの少年。彼は本を拾い、彼女に手渡して笑顔で頭を優しくなでる。印象的なシーンだ。
彼女が本を持ち帰ると母親が物語の内容を語る内容は後ろ向きな事ばかりでブラックユーモアっぽさを感じ、クスッと笑える。しかし、その後の貧困から来るのであろう夫婦喧嘩の場面では、ダジョンのことを思うと胸が痛む。彼女が唯一、ニッコリとして好きになった本が『黒猫』という本で、弟に毎日読み聞かせしてやった。
しかも彼女が脚色するので、毎日違った物語になるという件を聞くと、大人になってからこうした仕事をするのかなと思えるところ。父親だと思っていた男はどうやら継父であり、めちゃめちゃDV男のようだ。ある夜、母ミランがダジョンと弟を連れ、家から出て行く。
一瞬、ミランがナイフを手にしたので、継父を殺してしまうのかと思ったが。だが、危惧していたことが本当かもしれないと、母ミランの手から血が流れるのを見て感じた。そして時は2020年12月ソウルとなる。友人の話からするとダジョンはダメ男ホイホイになっているようだ。幼少期の生い立ちからそのようになってしまったのだろうか。「ここから人生再出発」とこれから入居予定のビルの屋上で希望に胸膨らませるダジョン。
しかし、その夜何ということか!殺人事件がこのビルで発生する。とことん不幸がダジョンを追って来るなぁ。この事件を分析する精神科医、チュ・ヨンドは警察に入り浸り、資料を分析する。チーム長らしき刑事、コ・ジンボクは彼を変わり者と揶揄しているようだ。だが、この2人は同じことで心に傷があるらしい。
とある警官の写真を見る2人。どうやらこの写真の警官が殺され、彼の上司だったのに犯人を捕まえられなかったジンボク、そして彼から心臓をもらったヨンドといったところかと想像するところだ。
そのヨンドだが、先ほどの殺人事件があったビルに引っ越して、精神科医院を開くと言う。ここでダジョンと出会うことになる。屋上でヨンド、ダジョン、そして友人のウナとジョンドで食事している時には、ダジョンがコンシェルジュをしていると当てるヨンド。「他に何が分かるの」というダジョンに対してヨンドは「誰にでも秘密はある」と意味深な発言。ヨンドは精神科医の中でもずば抜けた観察眼を持っていると思わせるシーンだ。
ダジョンは「私のことが分かる訳ない」程度だったのだろう。しかし、ヨンドの言う事がズバズバと当たり、さらに彼女の心の傷まで触れたので、耐え兼ねて胸ぐらをつかんでしまう。ヨンドのような人間が近くにいると隠し事もできず、周りとはギクシャクしそう。食事も終わりゴミを階下に持っていくと、そこにはダジョンを想うジュンが。ダジョンはジュンをストーカーと口では酷いことを言っているが、満更でもない様子。
ジュンはまだ現れて間もないが、良い人そうに見える。場所が変わり、ホテル・グランドハイアット。ダジョンはここでコンシェルジュとして働いている。どうやらチーフらしい。仕事中のダジョンはてきぱきとしていて「仕事のできる女性」といった出で立ちだ。5年前の回想シーンが入るが、まさにヨンドが言い当てた通りの恋愛をしていると分かる。
仕事を終え、バスで帰路につき、バスから降りると。ダジョンのことを思っているジュンがそこにはいた。この2人の会話にクスッと笑えた。「あ!カン・ダジョンだ」と言う彼、「あ!ストーカーだ」と言う彼女に始まり、「ケガをしている、これは僕と食事しなければ治らない」と、思わず笑わせてくれる言葉だ。
また、ダジョンが「クズ男ですか」「お酒、麻薬、ウソ、浮気、変態、潜伏、暴力、該当するものは?」という問いにも笑える。しかし、彼女が過去に負った心の傷のため、そういったクズ男ばかり愛してきた精神疾患のことを知っていたら、笑ってもいられないだろう。「ここでは話せない」というジュンはダジョンと食事に。
そしてそこでダジョンに、彼女の琴線に触れる言葉を言う。ダジョンは少しジュンのことを受け入れ始めたようだ。さて、ヨンドのクリニックでは、女優のアン・ガヨンが現れる。そしてヨンドと会うことになるが、ガヨンはヨンドに依存しているのかな?と感じられるところ。
しかも彼らはかつて結婚していて、1年半の結婚生活を経て離婚に至っているとのこと。ヨンドのクリニックの年配女性スタッフはどうやらこのガヨンが大嫌いで、彼女に会って帰って来たヨンドには塩を撒いて清め、彼女が持ってきた移転祝のみかんの木を「捨てないなら私は辞める」と。過去に相当なことがあったのかと思わざるを得ない。
ダジョンとジュンの2人きりのところに現れるヨンドにジュンは感じるものがあるのだろう。とうとう彼のクリニックに現れる。ここで、やはりな!と思わせるジュン。ダジョンの前ではとても人が好さそうだが、何かおかしなことがあるのではないかと思っていたら、ここに来てその一面が明らかにされた。
カルテには「反社会性パーソナリティ障害」と。ジョンが殺人を犯す、もしくはすでに犯しているのではないかと想像してしまう。ヨンドは警察のジンボクのもとに。「ジョンボム殺害事件」と「99ビル殺人事件」とが関連性がある、もしくは同一人物の犯行と思っているのだろうか。
ちなみにジョンボムとはジンボクの部下だったが殺された警官、99ビルというのはヨンド、そしてダジョンが住んでいるビルだ。もしかしたら、ジュンがこの事件の犯人か?とにおわせる演出だ。一人で屋上にいるダジョンのところを訪れるヨンド。
ガヨンが持ってきたみかんの木を育てるようにと。「(みかんの木を)殺してしまうかも」と言うダジョン、彼女に精神疾患を見ているのだろうヨンドはさらに「彼、ジュンとは別れて」と。自分のことを好きでいてくれる人と別れろと言われるのは少々ショックだろう。ヨンドの方はクリニックで殺人事件の資料を読み返し、ある結論に達したようだ。
するとここでもジュンが犯人であると思わせるシーンのオンパレード。今回のラストシーンではヨンドとジュンが対峙。ヨンドはダジョンを助けようとするヒーロー、ジュンはダジョンを狙うソシオパス、ダジョンをめぐり事件が繰り広げられる予感満載だった。当初は恋愛ドラマかと思っていたが、サスペンスの要素が色濃くなり、非常に面白くなって来た。
『君は私の春』2話の感想
18年前、とある居酒屋にて。ヨンドは韓国大学医学部に所属していて、コンパに参加していた。ヨンドがトイレに行くと、そこでは血のついた服を脱ぎ、せっせと洗っている青年(ジュンと思われる)が。この2人は以前にも対面していたのか。
そして現在、前回のラストシーンから始まる。精神科医のヨンドとソシオパスのジュンの闘いが火蓋を切った瞬間で、これからの展開に期待感が高まる。ジュンのターゲットになっているダジョンは彼がソシオパスである事実を知らず、むしろ優しいので好意を持つようになるのではないかと思う。
しかし、なぜジュンはダジョンを標的にしたのだろうか?このへんが分からない。さて、カフェのジョンドが免停だが占い師のところに行きたいということで、ダジョンに連れていってもらうことになる。占い師も凄い。頼んだのはジョンドなのに、いきなりダジョンの占いをし始める。
そして厳しい未来が待っているという旨のことを言われるのは、今後を暗示しているようだ。ヨンドの方は、18年前に見た光景が気になり、ジンボク(警察官)のところでデータベース検索。その後は、ストーリーに関わる人物たちの日常が描かれるが、最も印象的だったのはやはりヨンドの診療だ。
患者さんの立場に立って心から対策を考えてあげている感じがする。ダジョンはいつものようにバスで帰路についてバス停に降りると、ジュンがいつものように彼女を待っていることを少し期待していたのだろう。
顔がほころぶが、人違いで若干がっかりしたのかもしれない。ソシオパスのジュンに少々心を奪われ始めたのか?ヨンドのクリニックには女優のガヨンがやってきていろいろとヨンドに問い詰めたり、言い寄る内容には笑えた。しかし、最後の話だけは非常にまじめなもので印象的であった。
その後のヨンドの心の声を聞くと、もしかしたら彼も恋愛で深く傷ついた過去があるのかもしれないと思えるのだ。翌日、屋上にダジョンがテントを張る件では、だまし討ちのようなジュース一口でヨンドを手伝わせるシーンは笑える。そしてヨンドはジュンについての質問を彼女にするが空振り。
次にはダジョンが彼に質問する。いきなり「ジュンと付き合うな」と言ったり、「理由は言えない」と言ったりするヨンドが自分に好意があるからでは?と迫る。するとおろおろするヨンドの可愛げな仕草に笑いが漏れる。ダジョンがカフェに行くと、ジュンのことでウナに叱られる。
ウナはジュンがすっかり良い人だと思っているようだ。自室に戻ったダジョンは先日のジュンのことを回想。自分の恋愛に対する気持ちや気づきをジュンに話しているのを見ると、やはり彼女は彼に対して徐々に心を開き始めてしまったのかもしれないと感じるのだ。
ダジョンが自室で横になって休んでいると、デジョン(ダジョンの弟)から電話が入る。彼のところにジュンが来ていると。これもジュンの駆け引きなのか?ダジョンがジュンの前にやって来る。そしてとうとうダジョンの心が動いたのかなというシーンになる。そして映画デート。
その一方でヨンドが学会で「ソシオパス」の発表。ソシオパスとサイコパスの違いから始まり、視聴者に違いが分かるように挿入したようなシーンだ。映画館から出て街を歩くダジョンとジュン。その時に彼女が日本語を話すのは驚いた。それにしても彼女は耳や顔が照れて赤いことを指摘されると「ポストを食べた」と常に言うのには笑ってしまうし、可愛らしくもある。
ヨンドの方は、ジンボクとラーメンを食べ菜らが、18年前の出来事について話す。するとジンボクも「気をつけろよ」とヨンドに。警察官であるジンボクもヨンドの話に犯罪の匂いを嗅ぎつけたのではないかと言うシーンだった。ジュンはじわじわとダジョンを侵食して行く。
とうとうハイアットにまで現れる。仕事が終わると2人で喫茶店に行くが、そこを同僚に見られ冷やかされたので、ダジョンがその同僚を追いかけて行き、またジュンのところに戻ってくると、怪しい行動を目にしてしまった。ジュンがダジョンのスマホに何か仕掛けている。そのことが非常に気にかかるのか、一人カフェで考えていると、帰路につくヨンドに出会う。
ヨンドはダジョンの木が軽くなるのならと話を聞こうとするも、やはり彼女は全てを話すわけではない。が、やはり彼女はヨンドに対しても心を少し開いたようだ。シーンが変わり、ダジョンは職場のロッカールームでジュンからもらった花を模った紙を開いていくとメッセージがあることに気づく。
ヨンドの方では、刑事からジュンの写真が送られて来る。彼が犯人だとの通報があったとのこと。先ほど99ビルの前に立っていたジュンが自動車で消える。焦るヨンド。ダジョンはメッセージにあった龍山駅へ。また、メッセージにあった番号のコインロッカーを見るとオルゴールがあった。
オルゴールの曲が終わるとからくりが起動して、写真が出て来た。これを見たダジョンは目を見張ったが、どんな意味があるのだろうか?そして、ジュンを追ったヨンドは廃ビルに到着。ラストシーンは大概衝撃的なことが多いが、これもかなり衝撃的だ。
廃ビルの中にジュンが乗っていた自動車を発見し、近寄って行こうとするヨンド。そして事件が起こる。ジュンが上から飛び降りて自分の自動車のルーフの上に落下。大変な状態になっている。龍山駅へ行ったダジョンは写真とともにオルゴールに入っていたのだろう、手紙を手にしていた。そしてその手紙で、ある事実が我々視聴者にも見て取れる。「ずっと探してた」と一言。ジュンはダジョンが子供の頃にチャリティーで本をもらい、落してしまった時に彼女に本を拾って手渡した少年か!と。
